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予防歯科

患者さんに合った予防方法を分かりやすく説明します。

患者さんに合った予防方法を分かりやすく説明します。

Dental X(デンタルテン)は、患者さんに治療内容を分かりやすく説明するために開発された歯科用カウンセリングツールです。従来、治療内容を伝える際には、レントゲン写真や模型を使用してきましたが、これらは患者さんによっては、理解しづらいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。Dental Xを使用することで、患者さん一人ひとりに、イラストが付いた分かりやすい診断書を作成し、提供することができます。例えば、むし歯や歯の汚れ、歯周ポケットの状態など、ご自身のお口の中の状態を視覚的に理解してから、治療を進めることができます。

紙の資料でお渡しできます!

当院は、歯科の専門知識がない方でも口腔内の状況がひと目で分かるよう、カラーイラストが付いた診断書を印刷してお渡ししています。この診断書には、歯の状態や治療計画が視覚的に示されており、分かりやすい説明が記載してあります。

むし歯・歯周病にならないためにメインテナンスに力を入れています!

以前は、歯科医院は「歯が痛くなってから通う場所」というイメージがありましたが、最近では「予防」の考え方が重視されるようになっています。むし歯や歯周病を未然に防ぐために定期的な検診やメインテナンスが大切です。生涯、ご自身の歯を健康な状態で保つために予防歯科の考え方を取り入れていきましょう。3か月に1回は、歯科医院を受診して、歯科医師によるかみ合わせの確認・むし歯や歯周病の有無確認・歯科衛生士によるクリーニングや歯磨き指導を受けることをおすすめします。

定期検診メニュー

唾液検査(サリバテスト)

むし歯は複数の要因が重なり合って生じるため、むし歯リスクには個人差があります。ご自身のむし歯のリスクを理解することは、口腔内の健康を維持する上で重要です。唾液検査を行うことで、ご自身のむし歯リスクを把握し、再発を防ぐための戦略を立てることができます。

唾液検査(サリバテスト)でわかること

ミュータンス菌、ラクトバチラス菌

ミュータンス菌とラクトバチラス菌の量を計測することで、むし歯リスクを評価できます。これらの細菌が多いほど、むし歯のリスクが高まります。

唾液緩衝能

唾液は口腔環境を整える役割があります。唾液の緩衝能は、口内の酸性を中性に戻し、むし歯の進行を防ぎます。

唾液量

唾液量の計測によって作用の強さを確認し、むし歯リスクを評価できます。

ステファンカーブの把握(食事の回数、間隔、内容)

食事の回数や間隔、内容もむし歯リスクに影響します。糖分を含む食事や飲み物を摂取すると口内が酸性になり、歯が溶ける可能性が高まります。食事の回数や間隔が多いと、口内が長時間酸性状態になり、むし歯の発生リスクが高まります。

クリーニング(PMTC)

PMTCは、歯科衛生士が専用の機器を用いてお口の中を徹底的に清掃することです。毎日の歯みがきでは取りきれない歯垢やバイオフィルム、歯の表面の汚れを専用の器具を使って除去します。これらの汚れを放置すると、むし歯や歯周病、口臭の原因となりますので、定期的にPMTCを受けることが重要です。

歯磨き指導

当院は、患者さんお一人おひとりの口腔内の状態に合わせて、適切な歯磨きの方法をお伝えしています。歯磨き指導の内容を実践して頂くことで、生活の質が向上します。

フッ素塗布

フッ素塗布

歯の表面にフッ素を塗布することで、歯質を強化し、むし歯の抵抗力を高めることができます。一般的には、お子様に行うイメージが強いかもしれませんが、フッ素は大人のむし歯予防にも効果的です。フッ素は、歯のエナメル質に浸透し、ミネラルの再石灰化を促進します。これによって、歯の表面が強化され、酸による歯の溶解を防ぎます。また、歯周組織の細菌の活動を抑制する働きもあります。

歯垢・歯石を溜めないように心がけていきましょう!

むし歯や歯周病は、予防が可能な口腔内のトラブルの代表的な病気です。これらの病気を引き起こす原因菌は、お口の中のプラーク(歯垢)や歯石に潜んでいます。そのため、汚れを溜めないことが重要です。毎日のブラッシングによるセルフケアは欠かせませんが、ブラッシング方法に癖があったり、歯と歯の間や溝の汚れが落としにくい場所もあります。そのため、定期的な歯科検診が重要です。定期的な検診では、プロによる口腔内のチェックが行われます。むし歯や歯周病などのトラブルを早期に発見し、早期治療につなげることができます。また、定期検診でクリーニングを受けることで、普段のセルフケアでは落としきれない汚れを除去することができ、予防効果が高まります。